みなさん、こんなお悩みございませんか?
私も退職のときに、会社の総務から「任意継続」の話をされたとき、
「ん?任意継続ってなに?国民健康保険とどう違うの??」と頭の中がハテナだらけになったひとりです。
元々、国民健康保険に入ろうと思っていたのですが、実際調べてみたら「任意継続」がお得だったことが判明!
国民健康保険と比較して選ばなきゃいけないとか、学校で教えてくれよ!って感じになりました笑
そこで、今回の記事では
・「任意継続」ってそもそも何?
・国民健康保険と比較して、どっちを選ぶと損しないのか
・私が実際にやった体験談
をわかりやすくご紹介!
絶対に読んで損はない内容にしているので、ぜひご覧ください!
・会社を退職予定で、任意継続と国民健康保険の違いがよくわからない方
・保険料や手続きが不安で、自分で選ぶのがこわい方
・「とりあえず国保でいいかな…」と決めかねている方
そもそも「任意継続」って何?

みなさん、会社を辞めるとなったとき「退職後の健康保険ってどうするんだろう?」って疑問に思いませんか?
会社に勤めている間は社会保険やら健康保険やらの支払いは給料から天引きされて会社が代わりに手続きしてくれていたため、あまり気にしていなかったかと思います。
でも、退職後は自分でなんとかしなければいけないんですよね。
そんなときに「任意継続」と謎の言葉が出てきてパニック!!
まずは「任意継続」について噛み砕いて説明しますね。
「任意継続」とは?
任意継続とは、会社を退職したあとも、最長2年間だけ同じ健康保険(協会けんぽ)に“個人で”加入し続けられる制度です。
「任意」という名前のとおり、希望者だけが継続できる制度で、申し出が必要になります。
協会けんぽの公式サイトによれば、任意継続被保険者とは「退職時に健康保険の被保険者期間が継続して2か月以上ある人が、退職日から20日以内に申請することで、引き続き加入できる制度」だとされています。
※参照:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/
公式サイトにも記載があるように任意継続には
・2か月以上加入していたこと
・20日以内の申請
という2つの条件があります。
申請が遅れると、制度そのものが使えなくなるので要注意!
国民健康保険とはどう違う?
一般的に知られているのは「国民健康保険(国保)」かと思います。
国民健康保険は市区町村が運営する健康保険制度のこと。
自営業の人やフリーランス、無職の人など、企業に属していない人が加入する保険です。
会社を辞めたあと、任意継続を選ばなかった場合は基本的に国保に加入することになります。
任意継続と国民健康保険、結局どっちが得?

「任意継続」と「国民健康保険」の制度の違いがわかったところで、気になるのはそれぞれの保険料!
まずはどんな基準で保険料が決まるのか、についてご説明していきますね。
任意継続の保険料の決まり方とは?
基本は、退職時の「標準報酬月額」に基づいて決まる仕組みなんです。
「標準報酬月額」とは…
・社会保険料を計算するための「収入の目安額」のこと
・毎月の給料(+手当など)をもとに一定の区分に当てはめられている
・協会けんぽでは「地域支部(=都道府県)ごと」に保険料率が異なる仕組み
※ちなみに、私が住んでる県は日本一保険料率が高いのです、、
そして、「保険料は会社と折半されている」ってことを知っている方もいるかもですが
保険料の半分は会社が払ってくれているんです!
任意継続となると、「会社負担分も含めて『全額自己負担』」となります⚡️
例えば、
月2万ほど払っていた人は、任意継続になった途端、倍の4万支払うことに!
任意継続のデメリットの一つと言えますね。
国民健康保険の場合は?
一方、国民健康保険は主に前年の所得で保険料が決まります。
収入が少なければ保険料も下がる仕組みになっていて、退職後に一時的に「無収入」または「収入が激減」する場合は、国民健康保険を選ぶとお得になる可能性が高いです!
どちらが得なのかは調べてみないとわからない!
任意継続、国民健康保険は保険料の決め方の基準や仕組みが違うのがわかったかと思います。
それから、任意継続だとお住まいの都道府県によって保険料率も変わってきます。
そうなると、人によってどちらを選んだ方がいいのかというのは調べてみないとわからない!これが答えになってきます。
一応、任意継続が安くなるのは下記のパターンと言われています。
・年収が高めで、前年の所得もそこそこある人(→国保が高くなる)
・扶養家族が多い人(→国保は1人増えるごとに割増)
・医療費給付などを重視したい人(協会けんぽの方が手厚い)
私が実際にやったリアルな保険料の調べ方

ここからは実際に私が行ったリアルな調べ方をご紹介!
この方法だと確実に任意継続、国民健康保険どちらがお得なのかがわかりますよ!
このおかげで私の場合は「任意継続」がお得ということがわかりました。
任意継続を選んだ場合の保険料の調べ方
ズバリ、お住まいの協会けんぽにお電話でお問い合わせすると一発で教えてくれます!
用意しておくのは、健康保険証!
保険番号や住所、氏名等を担当の方にお伝えすると、5分もしないで保険料を教えてくれました。
仕事を辞める前にサクッと済ませられることなので、今のうちにやっておきましょう!
国民健康保険を選んだ場合の保険料の調べ方
これが一番時間がかかったかと思います。
まず、窓口はお住まいの市役所や役場の「国民健康保険担当窓口」になります。
(部署名は市町村で異なりますので、お住まいの市町村のホームページ等で確認しましょう)
それから、個人情報になってしまうので電話口では教えてくれず、実際に役所に行かないと調べてもらったり、保険料も教えてくれません。
私は、休職中のある程度時間があるときに市役所の窓口に行ったのですが、
平日なのにめちゃくちゃ混んでてビビりました笑
受付して呼び出しまで、約1時間ぐらいかかりました汗
平日だからと油断したらいけませんね!
窓口ではマイナンバーカードを提出したり、氏名や住所などを指定の書類に書いたと記憶してます。
そのあと、実際に支払い予定の保険料を算出してくれました。
金額に間違いがないか他の担当の人とダブルチェックしたりするので、結構時間かかったかと思います。
国民健康保険の場合、一緒に住んでいる人全員分を支払う形になります。
私は実家暮らしなので、父母が今払っている保険料からどれぐらい増額されるかを計算し、その差額分、つまり私が支払うことになる保険料を割り出して1ヶ月分の保険料を算出してくれました。
調べてみた結果は?
私の場合は、結果として任意継続のほうが6000円ほど安かったということになりました!
調べずに国民健康保険を選んでいたら、年換算にするとだいぶ損することになってたかと…
みなさんもめんどくさがらずに、キチンと調べることをおすすめします!
任意継続のよくある落とし穴

ここからはよくありがちな任意継続の落とし穴についてご紹介しますね!
自分で申請する必要がある
まず、大前提として任意継続は自分で申請しないと加入できません。
会社がやってくれるわけでも、自動的に切り替わるわけでもないので、放っておくと無保険状態に!?
任意継続の申請には、以下のものが必要です(協会けんぽの場合):
・健康保険 任意継続被保険者 資格取得申出書(協会けんぽの公式サイトからダウンロード可)
・退職日がわかる書類(離職票、退職証明書など)
・保険料の納付(※最初の納付が特に重要)
※参照:協会けんぽ公式「任意継続被保険者になるとき」
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3160/r150
申請期限がある!
これはめちゃくちゃ重要!
任意継続したい場合は
退職日の翌日から起算して20日以内に申請が必要なんです。
申請しないと、二度と任意継続は使えなくなるので注意ですよ。
保険料の払い忘れ
これも要注意ポイント!
任意継続では「保険料を滞納すると即資格喪失」ということに…
しかも、たった1回の納付忘れでも即終了、という厳しいもの。
支払い方法は口座振込か請求書払いの2択。
私は請求書払いにしていて、支払いを済ませるまで仕事用のデスクに納付書を置いておく、という方法で払い忘れをしないようにしてます。
最後に

今回は任意継続と国民健康保険、どちらが得なのかについてみてきました。
どちらが得なのかは、みなさんの収入状況や住んでいる都道府県によって異なることがお分かりいただけましたか?
会社を辞めるとなると、色々調べないといけないことが多くて頭がパンクになることも…
バタバタの状況の中で、調べることを怠って、将来損するような状況を作りたくはないですよね。
今回の記事を読んで、キチンと確認して健康保険を選択することの重要性を知っていただけでもとても嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!